荒島岳山麓の田園地帯（G1)フルサイズ画像はこちら
福井県を走る九頭竜線というローカル線。１日に数本しか走らないその沿線に、勝原という駅がある。 　2002年のＧＷ、私はその駅で雨に降り込められていた。 　駅から程ない場所にキャンプ場があるのはわかっている。だが、この雨でテント張るのは・・・できれば願い下げにしたい。 　あわよくばこの駅の待合室で泊まってやろうか・・・そんな私を追い立てるように雨が上がった。しゃあない、移動するか・・・ 　川のほとりの芝生の上にテントを張って、眠りにつく。夜中にもまた降雨があったようだ。 　翌朝、幸い雨は上がっていた。 　私は朝食を済ますと、テントを撤収して出発した。荒島岳に登るために・・・ 　正面に山が見えた。苗代を吹き抜ける湿った風・・・それが心地よい。 　ウェストザックからカメラを取り出してシャッターを切る。ごく自然に・・・ 　その１枚がこんなに活躍するとは思わなかった。 　なぜこの写真が好きなのか、よく分からない。構図も平凡、アクセントもない。 　皆さんは分かりますか・・・
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