武尊山の中腹斜面（S500)フルサイズ画像はこちら
2008年の11月初めの三連休は、上越方面に向かった。 　尾瀬の前衛峰である「武尊山」と過去に数々の登山家を呑み込み、「魔の山」と言われる谷川岳。 　お天気は生憎「雪」を告げており、私は行くにあたって少々ビビっていた。 　持って行ったカメラが小型のS500であったことがその証左である。 　水上温泉駅で生理現象を催したため、乗れるはずだったバスに乗り遅れ、タクシーに乗る羽目になったのがケチのつき始め。 　武尊山の登山道に入った頃から雨が降り出し、たちまちそれは激しい雪に変わった。 　上の写真の雪はわずか数十分で積もったものである。カラーなのにモノクロのように写っているところがすごい。 　途中の鞍部から下った所にあった「避難小屋」は、ドラム缶に毛の生えた程度のもので、とてもこんな所に長くいられない、早く登って降りなくちゃ、と気ばかり焦った。 　凍結した鎖場もあり、こいつは生きて還れるかな、と不安になったが、幸い無事山頂に到達でき、展望もなかったのでさっさと下り、湯桧曽から上越本線で土合へ行って泊まることにした。 　翌日の谷川岳でも一冒険あったのだが、雪をなめちゃいけないと肝に銘じたことだった。
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