甲武信ヶ岳山頂手前の樹林帯（G5)フルサイズ画像はこちら
この写真を見て、ゴールデンウィークとはなかなか思えないだろう。 　2006年、下界ではミツバツツジも咲いている陽気の中、訪れたこの山はまだ残雪に閉ざされていた。 　登降には凍結斜面でのスリップを防ぐため、アイゼン装着が必要だった。 　ここまで登ってきてほぼ水平道になると、雪も軟らかく、楽に歩くことができた。 　この針葉樹のプロムナードはなかなか素敵である。 　小屋は超満員で、夜中に寝返りも打てない状態、あまりの暑苦しさに夜中に寝床を抜け出して夜空を見に行った記憶がある。 　山頂付近からは富士山がきれいに見え、月並みながらヤマノボラーの幸せを感じた。 　 　おまけは下山のとき。途中で逆向きに登ってきて休憩している若い女性がいて、どうもどこかで見たことがあると感じた。 　同僚女性教師Sさんを、ときどき車で迎えに来る娘さんだった。彼氏らしき男性と二人連れだったが、そのことを帰ってからSさんにチクると、Sさんはとうにご存知、パパには「友達グループと山に行く」設定になっているのだと言う。 　Sさんいわく、「知らぬは父親ばかりなり・・・」 　娘がいなくてよかった・・・
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