谷川岳山頂より南方を望む（S500)フルサイズ画像はこちら
2008年晩秋の武尊山・谷川岳登山もまた、めまぐるしく変わる状況の中で動いた山行であった。 　武尊山ですでに雪にたたかれた後、魔の山と言われるこの谷川岳への挑戦は、ちょっぴり度胸のいることだった。 　実はロープウェイでも上れる楽勝の山であることが判明するのだが、どうしても「名前負け」してしまうところが私にはある。 　山を始めたばかりの頃、「不帰の嶮」という名前にビビッて後立山の縦走を拒否した私なのだ。（実際にはスカみたいな場所） 　でも、山をナメまくって遭難するよりはましかな、と思ったりもする。 　いくらかの雪を踏んで谷川岳山頂に立ったとき、目の前にこの景色が広がっていた。 　これまた谷川岳にビビって、S500というポケットカメラしか持ってきていなかった私だが、S500はものの見事にこんなシンプルな、それでいて味わい深い写真を残してくれた。 　かつてオリジナルカレンダーに使って好評を得た一枚である。 　遠くに富士山が見えている、というのは敢えて言うべきだろうか。（言っちゃった笑） 　ベテラン登山家の皆さんには失礼だろうが、敢えて初心者の方々のために記した。
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