茶臼岳の雷鳥（D40)フルサイズ画像はこちら
2007年の６月、修学旅行後にたまたま生じた４連休。教師という職業柄、６月に遠出できる機会なんて退職するまでないと思っていた。 　そのありがたい連休を利用して計画した光（てかり）岳登山。これで日本アルプスの百名山は全部征服したことになるのだった。 　朝６時に小屋を出て、夕方６時に戻る。正味半日を要しての大行程でこの山を制したのだが、その帰りに撮ったのがこの写真である。 　お天気は不安定で、途中降雨（狐の嫁入り）にも襲われる。この時刻は霧が濃くて、視界はあまりよくなかった。 　私は雷鳥運がよい。と言うか、ほとんど単独行なので、ライチョウ君もあまり警戒しないらしいのだ。 　このときもオスのライチョウ（目の周りの赤い婚姻色でそれとわかる）がそばに寄ってきた。カメラを構えると、ちょっと飛んだが、一瞬、絶好の位置にとまってくれた。 　地味と言えば地味なのであるが、落ち着ける一枚である。
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